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ウィズ動物病院

膿皮症・マラセチア性皮膚炎の治療について

獣医師(院長) 高畑 香菜
2022.12.18
当院では膿皮症やマラセチア性皮膚炎と診断した場合、
飲み薬や塗り薬の治療だけではなく、薬用シャンプーでの治療を選択することも多いです。
どの治療法もいい点・悪い点があります。

☆飲み薬(抗生剤・抗真菌剤)
良い点:
・全身に効果が出ます。
・お薬をすんなり飲める子であれば、オーナー様の負担は少ないです。
悪い点:
・薬剤耐性菌(抗生剤が効きにくい細菌)には効かないことがあります。(確認には感受性試験という検査が必要です)
・お薬を嫌がる子は投薬が大変な場合があります。

☆塗り薬
良い点:
・効果が出てほしいところにだけ使うため、副作用が出にくいです。
・塗るだけなので簡単で、オーナー様の負担は少ないです。
悪い点:
・薬剤耐性菌には効かないことがあります。(確認には感受性試験という検査が必要です)
・症状が出ている部位が広い・多いと塗るのが大変です。また、毛が生えていると塗りにくいこともあります。
・塗った直後にわんちゃん・ねこちゃんがなめてしまうと薬の効果が落ちてしまったり、しつこく舐めることでお肌がダメージを受けてしまうことがあります。

☆薬用シャンプー
良い点:
・薬用シャンプーには耐性菌ができにくいため、高い確率で効果を発揮します。
・シャンプーする範囲を変えることで、オーナー様の負担を減らしたり、広範囲に効果を出したりできます。
・シャンプーなので副作用は基本ありません。(お肌に合わないことはあります)
悪い点:
・症状が酷いときには週に二回のシャンプーがおすすめなので、広範囲のシャンプーではオーナー様の負担が増えます。
・細菌をしっかりやっつける成分が入っているため、お肌のダメージにつながる場合があります。そのため、薬用シャンプー使用後は保湿が必要です。
・目回りなど目に入る場所には使えません。

上記の方法から、膿皮症・マラセチア性皮膚炎のできている場所・広さやオーナー様のライフスタイル(シャンプーの時間が取れるかどうか)、わんちゃんの性格(飲み薬が飲めるかどうか)、薬の副作用などを踏まえたうえで、オーナー様と一緒に選んでいきます。

治療は病院だけでするものではありません。(お肌の病気だとお家でする治療がメインです)
わんちゃん・ねこちゃんの状態はもちろんですが、オーナーさまのライフスタイルも治療を選択する上では非常に大切ですので、
投薬が難しい、シャンプーの時間が取れないなど、是非気軽にご相談いただければと思います。

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獣医師(院長) 高畑 香菜
獣医師(院長) 高畑 香菜

※ブログに投稿される医療などに関する情報は、各動物病院に一任しております。

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