西谷獣医科病院
動物愛護
獣医師(院長) 西谷 利文
2022.12.09
人間社会が多様性を謳って居るわけですから、本当にその地域で困った事が現実に起こってしまったら、その都度対応する今までの動物愛護がとってもバランスが良かったように思います。全て、何かルールに当てはめようとする最近のこの国、とっても生きていくのがつらいですよね。
私は我が道を行く人なのでそこまで気にしては居ませんが、今の若い人たちはとってもルールを気にしています。最近のニュースで長野県の公園がたった一人の住民の反対で閉鎖になってしまう話も、ルールを守った結果です。本気で正しいと思っているわけでは無く、行政の人から見たら、ただ、ルールを守ったに過ぎない事象なのでしょうね。
実際、当院にも動物愛護センター職員がやって来て、ケージが小さいから改善された方が良いですよ?見たいな指導に来られました。私は、20年以上前に開業届を出して、その時点で合格とされたケージに関して、今になって変更になったから・・・。なんて意味あるの?税金を払っている人が、その税金をもらって居る人から指図されるのっておかしいと思いませんか?って言いました。なんて馬鹿馬鹿しい。
写真の添付は18年くらい前のオーストラリアは西海岸パースという街の動物愛護センター(RSPCA)です。そこは、飼い主が様々な理由で飼えなくなった動物の次のオーナーを探す場所となって居ます。本当に素晴らしいシステムです。こういう現場を見たら、今回のような変な動物愛護の法律は出来なかったでしょうね。無知は最大の災いです。
獣医師(院長) 西谷 利文
獣医師(院長) 西谷 利文
仕事を楽しむことが大切です。
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