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ウィズ動物病院

保湿について

獣医師(院長) 高畑 香菜
2022.11.20
当院ではスキンケアとして保湿を重視しております。

お肌が弱いわんちゃんはスキンケアを行い、スキンバリアを作っていくことが非常に大切です。
スキンバリアはお肌を守り、膿皮症やかゆみの予防につながります。

スキンバリアを作っていく方法は大きく分けて三つあります。

・お肌を傷つけないこと
わんちゃんはかゆいところを掻いてしまいますが、そのせいでお肌が荒れ、さらにかゆくなります。
かゆみがひどいときにはかゆみ止めのお薬を使ってかゆみを止めてあげる必要があります。
実は、膿皮症などの症状が出ているときに使う薬用シャンプーもお肌への刺激が強いため、
症状がないときはお肌に優しい刺激の少ないシャンプーを使いましょう。(アデルミルシャンプーをお勧めしております)

・スキンバリアの材料を食べ物で接種すること。
スキンバリを作るには材料が必要です。
その材料を皮膚療法食を食べることで補ってあげます。

・保湿をしてあげること。
乾燥がお肌の大敵なのは、わんちゃんも人と一緒です。
特にシャンプー後は非常に乾燥するので
保湿剤を使ったり、保湿効果の高いシャンプーを使用しましょう。

当院で取り扱いのある保湿剤は以下のものになります。
アフロートVET モイスチャライズ 〔ローションタイプ〕
(使用法)キャップ2杯を洗面器1杯程度に入れ、皮膚に浸透させるようにかけ流してください。洗い流す必要はありません。乾燥がひどい場合は、10倍程度に希釈したものをスプレー容器に入れ、部分的に適量を塗布してください。
アフロートVET モイスチャライズフォーム 〔泡タイプ〕
(使用法)適量を肌に直接もしくは手に取り優しくなじませてください。
高濃度セラミドモイスチャースプレー 〔スプレータイプ〕
(使用法)一日に3~5回程度皮膚にスプレーし、馴染ませて使用してください。
シコニンクリーム 〔軟膏タイプ〕
(使用法)一日1~2回適量を手に取り優しくなじませてください。
ダームワン 〔ピペットタイプ〕
(使用法)保湿したい部分の被毛をかき分けて、皮膚に直接数滴ずつたらし、指ですり込むように塗布するころをお勧めします。

どの製品が特別優れているというわけではなく、保湿したい範囲や、毛の有無、使いやすさなどで選んでいきます。
お肌が弱い子で保湿が十分にできていない恐れのある子は是非ご相談ください。

また、当院のトリミングでは保湿剤のオプションやアデルミルシャンプー使用のオプションもご用意しておりますので、
気軽にご相談ください。
アデルミルシャンプー
トリミングオプションについて

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獣医師(院長) 高畑 香菜
獣医師(院長) 高畑 香菜

※ブログに投稿される医療などに関する情報は、各動物病院に一任しております。

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