猫と赤ちゃんの不思議な関係
赤ちゃんを新しい家族として受け入れる
「においを嗅いだり近くで寝たりと、赤ちゃんに興味津々!」
私たちに赤ちゃんが生まれたのは2022年12月2日です。まつたけの誕生日の翌日という覚えやすい日になりました。妻がいきなり赤ちゃんと一緒に登場したら驚くかと思って、私が赤ちゃんを預かって先に妻だけ家に入ってみると、人懐っこいおすしはすぐ出迎えに来てくれましたが、まつたけは普通に寝ていました……。でも赤ちゃんには興味津々でにおいを嗅いだあと、寄り添って見守ってくれているようでした。新しい家族として受け入れてくれたのはうれしかったですね。
猫と赤ちゃんの不思議な関係
「まつたけは“にゃんにゃん”なのにおすしは“おしゅし”」
赤ちゃんは猫たちが大好き。しゃべれるようになってきてから、猫のことは「にゃんにゃん」と言うようになりました。まつたけもテレビに映った猫も「にゃんにゃん」と認識しています。でもおすしのことは「おしゅし」と呼ぶんですよ(笑)。謎ですがもしかしたら別の生き物だと思っているのかもしれません。
「おすし、大ピンチ!赤ちゃんのおしっこに突撃」
洗面台でベビーバスの準備をしていたら、ちょうど赤ちゃんがおしっこをしてダラダラと垂れてしまったんです。それを見たおすしが何を思ったのか突撃しておしっこまみれになって……。「水が降ってきたぞ!」と気分が盛り上がってしまったんでしょうか? 赤ちゃんの次に私もおすしもお風呂行きになりました。
猫たちの個性を楽しむ多頭ぐらし
「ちょこちょこ食べ派」と「ドカ食い派」
「2kgの体重差は食べ方の違いも理由かな?」
2匹は体格差があって、まつたけが3.5kg、おすしが5.5kgです。まつたけがごはんをちょこちょこと分けて食べるのに対し、おすしはあるだけ食べるタイプ。まつたけが残したごはんをこっそり食べてしまうことがありました。
そこで、まつたけがごはんを残したら一旦下げることにしたんです。また食べる気になったら、家族の足にすりすりして「ごはんが食べたいよ」と伝えてくれますから。最後に残ったらおすしに晩ごはんとしてあげていたので、太っているわけではないけど重量感が出てきたかも(笑)。
「動物病院が好き派」と「嫌い派」
「好奇心旺盛なまつたけは診察室でも余裕がある」
動物病院には混合ワクチンの接種のために連れて行ったくらいですが、受診に困ったことはないですね。好奇心旺盛で新しいもの好きのまつたけは、普段しまってあるケージを出しただけで「何これ?」と楽しそうに入るんです。動物病院で診察されるときもちょっと歩いたりして余裕もあります。
おすしは「ケージ=動物病院」と苦手意識をもってしまい、おとなしく捕まってケージに入ってくれるけど好きではないですね。車で移動中には「ニャー(イヤだー)」と悲しそうに鳴いていますが、動物病院に着くと観念しています。
みんながお気に入りの場所
「赤ちゃんも猫たちもLサイズのバナナベッドに入りたがる」
まつたけが子猫のころにバナナベッドのSサイズを買ったが最初です。成長に合わせてMサイズを追加したあと、大きいおすしに合わせてLサイズも買い揃えました。ゆったり休めるLサイズの争奪戦になり、礼儀に厳しいお嬢様体質のまつたけがおすしに怒ることもありました。今は赤ちゃんがLサイズを使っているから、まつたけが譲ってMサイズに入っています。
猫の多頭ぐらしのために大切にしているルール
猫を守るための事故対策
「玄関にはゲート、窓にはストッパーをつけた」
今住んでいるのは一戸建ての新居です。すべての部屋が階段でつながっているので、家が丸ごとキャットタワーみたいですね。引っ越すときには危険がないように片付けを一気に終わらせることを心がけました。 猫たちが自由に行き来できる構造だから、事故防止対策にはすごく気を使っています。脱走を防ぐために玄関と階段には猫がジャンプしても越えられない高さのゲートを設置し、すべての窓にはストッパーをつけました。猫は網戸を爪で開けられるので、物理的な出られないようにしたほうが安全だと思います。お風呂場には家族がいるときだけ入れるようにしました。赤ちゃんのけがの安全対策にも役立っていて一石二鳥ですね。
猫と家族のコミュニケーション
「家族の猫アレルギー対策」
私は軽度の猫アレルギーがあり、猫の汚れやフケで喘息を起こしてしまうことがあるんです。 不器用なおすしは毛づくろいが下手だから、3カ月に1回くらいの頻度でお風呂に入れています。ケアや掃除で互いに気持ちよく過ごせるように整えれば、多頭ぐらしでも体調に問題ありません。
猫と家族のコミュニケーション
「朝9時と夜9時はまつたけタイム」
まつたけは妻がリモートワークを始める朝9時と夜9時に「ニャッ(遊べ)」と来るんです。デスクの椅子に座ると遊べるサインだと思っているようです。赤ちゃんのお世話が終わったあとなので、まつたけなりに気を使っているのかもしれませんね。遊べないときには自分がそのときに好きな場所に行って寝ています。
まつたけは愛情表現として頭をすりすりするんです。とくに家族がお風呂に入ったあとは「においをつけ直しておかなきゃ」と思うらしく、頭をぐりぐりと押し付けてきます。
「おすしは家族に甘えたいけど赤ちゃんとは距離をとる」
赤ちゃんが寝返りを打てないころは猫たちも一緒に寝転んで私たちに甘えてきました。でも成長とともに赤ちゃんが動けるようになってきたらおすしは逃げるようになったけど、まつたけがときどき捕まっています。赤ちゃんと猫が触れ合うときには必ず家族が付き添っていますが、まつたけは本気で逃げていないから楽しんでいるんでいるようですね。
「いつまでも健康で長生きしてほしい」
猫たちを家族として迎えた以上は、健康で長生きしてほしいなと思っています。毎日の触れ合いをとおして健康チェックをするのはもちろん、自分たちで歯磨きや爪切りなどのケアもできるように練習中です。動物病院の健康診断も大切ですが、飼い主が見てあげないと気づきにくい変化もあるので、私たちの責任としてチェックとケアを心がけたいですね。
まつたけちゃんとおすしくんの次に、なんと3匹目のてんぷらちゃんも加わりました。赤ちゃんはさっそく「ぷら~!」と呼んでかわいがっているとか。猫と赤ちゃんがいる笑いあり癒やしありのくらしぶりをこれからも見守りたいですね。では、次回の「猫ぐらし」も、ぜひお楽しみに!